あやめの全体につけられた花言葉は、ギリシャ神話にまつわるものだと言われています。学名にもなっているIris(アイリス)の由来にあたる「イリス」が、ギリシャ神話ので神々の伝令役として活躍したことがその理由だそう。また、古来から日本でも広く愛されており、祝いの席の装飾や、贈り物としても活用されてきたことから、良い報せの象徴とされているという説もあります。(諸説あり)
あやめといえばまず思い浮かべるのが紫色ではないでしょうか。古来から日本でも愛され、”アヤメ色”という色の名前にもつけられるほど。昔からお祝いごとの装飾や、贈り物としても親しまれていたことから、良い報せの象徴としてこの花言葉がつけられたと言われています。
どの品種にもいえることですが、白色の花弁につけられる定番の花言葉が揃っているといえます。国内でも古くから愛されてきた品種であり、和室や和装との相性も良いことから、和風のウエディングには欠かせない種類のひとつ。そんなシーンにも相応しい花言葉です。
幸福を象徴する色として親しまれている黄色の花弁の品種には、そのまま「幸福」や「友情」などの幸せなシーンを彷彿とさせる花言葉がつけられています。しかし一方で、「復讐」などのネガティブな花言葉もつけられていることから、贈る際や飾るシーンを選ぶ色味だといえます。
花名 | アヤメ,和名:菖蒲 |
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分類 | あやめ科あやめ属 |
学名 | Iris sanguinea |
英名 | Japanese iris |
花色 | 紫、白、黄、ピンクなど |
原産地 | 日本を含む東アジア諸国 |
開花時期 | 5月〜6月 |
植え付け | 2月〜3月、6月〜7月 |
〜5日程度
葉が均等に並び生える様子が、木目にある文目(あやめ)という模様を連想させることからあやめ(菖蒲)という名前がつけられました。
日本の5月を代表する美しい姿が印象的なあやめの花は、その見た目だけでなく花言葉や色味にも特別な人気があります。盆栽や鉢植え、生け花の材料としても愛され、男女を問わず贈り物にも相応しい品種です。
5月10日、の誕生花とされている。
武田修宏(元サッカー選手)
橋田壽賀子(脚本家)
藤あや子(歌手)など
古くから解毒作用のある薬草として重宝されてきたことや、真っ直ぐに伸びる特徴的な葉の様子などから「魔除け」など災を遠ざけるといった意味で使われる柄です。
また、菖蒲の別の読み方でもある”しょうぶ”=勝負・尚武(武士の心得)に由来して、甲冑や武具にも多く使われ、延命長寿を願う意味を持ちます。