一般的な三つ葉のシロツメクサは、葉のひとつひとつがそれぞれ「希望」「信仰」「愛情」のシンボルといわれています。また、幸運の印とされる四つ葉のクローバーについて、四つめの葉は「幸運」のシンボルといわれています。後述する由来から、3月17日の聖パトリックの祝日にはクローバーの葉を胸に飾る風習になっています。クローバーの花言葉の「約束」はこの習わしに由来しているといわれています。
赤紫〜ピンク色の可愛らしい花咲くアカツメクサ(ムラサキツメクサ)には、シロツメクサとは別の花言葉がつけられています。アカツメクサの繁殖力はとても強く、そのことから真面目で精力的だというイメージに転じて”industey(勤勉)”という花言葉がつけられました。その和訳のバリエーションがそのまま日本での花言葉のバリエーションとなったと考えられています。
クローバーの葉は一枚の形に注目すると丸みを帯びたハート型のようにも見えますよね。そんな愛らしい見た目の素朴な贈り物に、初恋の想いが込められていたら、とても素敵なプレゼントになりそうです。
丸みを帯びた葉が2枚並ぶ姿はその見た目からも平和や調和といったイメージが浮かんでくるのではないでしょうか?”あなたとの相性を良いと感じています”という想いが伝わる花言葉です。
由来の項にもある通り、三つ葉がそれぞれ「希望」「信仰」「愛情」のシンボルとされている中で、四つめの葉に与えられた「幸運」の意味がそのまま四つ葉のクローバーの花言葉になっています。発生率は1万分の一といわれており、その珍しさからつけられたとも言われています。
とても縁起の良い花言葉です。どうして財運や金運を象徴するようになったのかの出自は不明ですが、発生率は100万分の一とも言われるほど珍しく、ただなるラッキーということからつけられたのではないかと考えられています。
六つ葉〜十つ葉に関しては、葉の枚数が増えるにつれてそのレア度も高まることからより大袈裟な幸運・成功を掲げた花言葉がつけられている印象です。いずれも諸説ありますが、いかに珍しいかに合わせてつけられたというのが有力な説とされています。
花名 | シロツメクサ,シロクローバー(和名:白詰草) |
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分類 | マメ科シャジクソウ属 |
学名 | Trifolium repens |
英名 | White clover |
花色 | 白、赤など |
原産地 | 南アフリカ |
開花時期 | 一季咲き種:4〜6月、四季咲き種:4〜7月、9〜11月 |
植え付け | 3月〜5月、9月 |
〜3日程度
西暦432年にアイルランドを訪れた司教、聖パトリックはクローバーの三つの葉を用いてキリスト教の三位一体を説き、それぞれ「父(神)」「子(キリスト)」「聖霊」に喩えたといわれています。これをきっかけに、クローバーはアイルランドの国花になり、前述したアイルランドの風習の由来となったと言われています。
さまざまな品種があり、それぞれに強みや弱みなどの特徴も異なりますが、多くの品種が乾燥に強く、比較的育てやすいといえます。国内で越冬することのできない品種もありますが、品種を選ぶことで一年中楽しむこともでき、色や香りのバリエーションも多いことから人気の種類です。また、葉の形にも特徴があることから、花だけでなく植物全体の姿を楽しむ人も多くいます。
5月9日、の誕生花とされている。
片山さつき(政治家)
平原綾香(歌手)
松田龍平(俳優)
森光子(女優)など