ケイトウには色別の花言葉は設定されていないようでした。カラーバリエーションが豊富で、そのどれもが鮮やかで印象的なので、多色を寄せ合わせて植えたり、ブーケにしたりといった楽しみ方をすることが多いようです。つけられている花言葉それぞれの印象などについてまとめました。(諸説あり)
花の名前の由来はニワトリのトサカですが、ドレスやスカートのフリルにも似た華やかな形状をしています。カラフルなカラーバリエーションも相まって「おしゃれ」という花言葉にも納得できます。
ニワトリの雄は自身の強さを主張したり、メスに魅力をアピールする目的でトサカを立たせると言われています。トサカに似た姿のケイトウもそのイメージから転じて「気取る」という花言葉がつけられたのかもしれません。
ケイトウの花の姿は見るからに個性的で、さらには色味も自然界において一瞬で視線を集めるほど鮮やかです。類をみないその様子から、「個性」という花言葉がぴったりだと感じられますよね。
ケイトウはドライフラワーにしてもその色味が褪せないことから、この花言葉がつけられたと言われています。贈り物にドライフラワーを選ぶのもとてもおしゃれですし、さらにこの花言葉が込められていると知ったら相手はとても喜ぶでしょう。
花名 | ケイトウ,和名:ケイトウ、鶏頭、鶏冠 |
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分類 | ヒユ科ケイトウ属 |
学名 | Celosia cristata |
英名 | plumed cockscomb |
花色 | 白、赤など |
原産地 | アジア、アフリカの熱帯地方 |
開花時期 | 6月〜11月 |
植え付け | 5月〜8月 |
〜5日程度
アジアやアフリカなどの熱帯地方が原産地とされており、国内には中国を経由して奈良時代に入ってきたと推定されています。古くは染め物の原料として利用され、それに由来して韓藍(からあい)と呼ばれていたこともあります。花の姿が鶏のトサカに似ていることから、ケイトウ(鶏頭、鶏冠)という名前がつけられました。
鶏のトサカのような珍しいシルエットと、パッと目を引く鮮やかな色味が特徴のケイトウ。夏から秋にかけて比較的長期間、花壇や花屋の店頭を彩ります。日本の気候では開花後に枯れてしまうため、一年草という扱いになりますが、原産国など暖かい地域では多年草です。また、葉と花は東南アジアやアフリカ諸国で食用とされ、国内でも食用として栽培されていた時期もありました。
9月8日、の誕生花とされている。
紺野美沙子(女優)
鈴木亜久里(元F1レーサー)
松本人志(ダウンタウン タレント)など
母の日のギフトとして最もポピュラーなのはカーネーションですよね。母の日が近づくにつれて、花屋だけでなくスーパーやデパートにもたくさんの鉢植えやアレンジ、ブーケなどが並びますよね。そんな中に、ひときわ目を引くカラフルなケイトウを見かけた覚えはないでしょうか?実は、ケイトウも母の日のギフトに向いていると言われているんです。その理由は、なんといってもカラフルな色味と見栄えのするボリューム感。受け取るお母さんだけでなく、お子さんと一緒に選びに行く際にも、選択肢の中にカラフルで美しいケイトウが含まれていたらとても素敵な思い出になりそうですよね。
前述した母の日のギフトにケイトウをおすすめする理由のひとつに、ドライフラワーで長持ちするという点もあります。旦那さんやお子さん、時にはお孫さんからもらった大切なギフトが枯れてしまったら少し寂しいものですよね。ケイトウはドライフラワーにしても色褪せることがなく、美しい姿を長く楽しめます。そんなアイディアも添えて贈ることができたら、お母さんはよりいっそう嬉しいのではないでしょうか。
「鶏頭の十四五本もありぬべし」/正岡子規
1900年9月に子規庵で行われた句会で出された句で、同年11月に新聞掲載もされた有名な俳句のひとつです。
季語は鶏頭で秋、病に臥せていた子規が病床から庭先の花を見て詠んだ俳句と考えられています。この俳句は昔から賛否両論が入り混じる作品のひとつで、簡素・凡庸な句だと否定する意見と、この句ならではの味わいを主張する意見とがぶつかりあう、いわゆる「鶏頭論争」という論争も起っているほどです。