アネモネの花言葉は複数ありますが、切ない恋や失恋を想起させるものが多いのが特徴。ギリシャ神話に出てくる失恋のエピソードが由来だとも言われています。しかしながら、花弁の色によってさまざまな意味を持つため、花言葉のニュアンスを意識して贈る際は特に色への配慮が必要でしょう
他の花同様、赤色の花弁から連想される情熱的な花言葉。悲劇的な花言葉が多いアネモネの中では珍しくポジティブな意味をもつ色です。意中の相手や恋人に贈る場合にも採用できる種類です。
全体の花言葉からすると、ポジティブな意味合いの色が続きますが、白という色味から連想される花言葉がつけられたパターン。精錬なホワイトの花弁は一輪でも、花束にしても花言葉のイメージにぴったりで、贈り物にも選びやすい種類です。
アネモネの種類の中では、青と紫は非常に似通った色味。そのため、はっきりと区別することが難しいため、同じ意味の花言葉がつけられています。(諸説あり)
一見、失った恋や切ない印象を受ける花言葉ですが、恋の始まりを期待する控えめな感情を表現しているともとれます。
愛らしいその印象からは想像しづらい花言葉がつけられています。青や紫のカラーについている花言葉と近いため、そちらは男性から女性への贈り物に。ピンク色は女性から男性への贈り物に、といった使い分けをする場合もあるそうです。強引に気持ちを伝えるというよりは、そっと想いを抱き続けて待つというようないじらしい印象を受けます。
花名 | アネモネ,ボタンイチゲ、ベニバナオキナグサ(和名:牡丹一華) |
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分類 | キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属 |
学名 | Anemone coronaria |
英名 | Anemone coronaria |
花色 | 赤、白、青、紫、ピンクなど |
原産地 | 地中海沿岸やヨーロッパ南部 |
開花時期 | 2月〜5月 |
植え付け | 10月〜12月 |
1週間から10日程度
古くから人間との関わりが深く、神話や伝説のモチーフになることも多いアネモネ。穏やかな春風の季節に花を開くことから、[windflower(風の花)]とも呼ばれています。
比較的寒さに強く、育てやすいことからガーデニングにも人気がありますが、一輪でも十分にその美しさを堪能できるため、切り花としても広く愛されています。
4月23日、の誕生花とされている。
阿部サダヲ(俳優)
前田亘輝(TUBE ミュージシャン)
森山直太朗(歌手)など
一本の茎に、一輪の花をつけるアネモネ。大輪の花を持つ品種が多く、何重にも重なった花弁がとても華やかで可憐な印象を与えます。一輪挿しで飾っても申し分ないボリュームでありつつ、多数を寄せてブーケにしても見栄えが良いことから人気の品種です。品種改良が盛んで、百種類以上にものぼりますが、耐寒性が強く、初心者が育てることも比較的容易とされています。
現代日本においてアネモネの花言葉が注目された理由のひとつが人気アニメ「交響詩篇エウレカセブン」で触れられたことだと思います。作中の登場人物のひとりである”アネモネ”は、主人公の敵というポジションながら根強い人気を誇るキャラクター。彼女の生い立ちやヤンデレな性格は悲劇的な恋やせつない想いを連想させる花言葉を持つアネモネの花とリンクしているといわれています。